
今回は、株式会社エールの矢島様、西田様、内田様に、採用で大切にしている考え方や、エール様で活躍する人材の特徴、Onfleek Agentとのお取り組みについてお話を伺いました。
エール様は、施工管理領域において、未経験からでも長期的に活躍できる人材の採用・育成に力を入れています。採用においては、経験やスキルだけでなく、その方の人生や価値観に向き合い、「本当にこの仕事で幸せになれるのか」丁寧に見極めている点が印象的でした。
本記事では、採用担当のお二人が日々大切にしていること、矢島様が考える「強い会社」のあり方、そしてOnfleek Agentに期待していただいていることについて、お届けします。
「話しやすい雰囲気」と「リアルを伝える覚悟」——採用の最前線で向き合う日々
小野寺:
本日はよろしくお願いいたします。まずは、西田様と内田様の現在の役割や、普段どのようなお仕事をされているか教えていただけますか?
西田様:
よろしくお願いいたします。
私は採用を担当しています。主に面接や、学生さん向けの説明会、内定前後のやり取りを担当しています。入社前の学生さんや求職者の方とのコミュニケーションは、私が行うことが多いです。
在籍としては、先日で丸7年が経ち、8年目に入りました。採用自体は5年ほど担当しています。
小野寺:
ありがとうございます。内田様はいかがでしょうか?
内田様:
私は入社してちょうど丸4年になります。
業務内容としては、面接そのものを担当するというより、メンバーが面接した方に対して最終的な内定を出す調整業務を行っています。新卒・経験者を問わず、入社に関わる全般のフォローや、採用目標に対する数値管理、目標責任を担っています。
小野寺:
採用で大切にされていることや、面接で意識していることはありますか?
西田様:
面接の中で大切にしているのは、話しやすい雰囲気を作ることです。
面接ではどうしても緊張される方が多いので、まずは緊張をほぐして、いろいろ話してもらえるように意識しています。本音を引き出すためにも、できるだけ柔らかい雰囲気でお話しできるようにしています。
小野寺:
本音を話してもらいやすくするためにも、雰囲気づくりを大切にされているんですね。内田様はいかがですか?
内田様:
施工管理という仕事は、一言で言うと大変な仕事です。だからこそ、しっかり理解した上で一歩を踏み出してほしいと考えています。
入社後に「思っていた仕事と違った」とならないように、業務内容や働き方、キャリアの積み方をしっかり説明するよう、各メンバーにも伝えています。長く働いてほしいですし、入社したからにはしっかり稼いで幸せになってほしいという思いがあります。
そのため、面接前から仕事内容や会社、働き方について理解していただける資料を用意したり、写真などイメージしやすいものを見てもらう機会も増やしています。面接では、それを見た上でギャップがないかを確認しています。

「採用は、その人の人生に責任を持つこと。」数百人のうちの1人ではなく、目の前の人生に向き合う覚悟
小野寺:
矢島社長にもお伺いしたいです。会社や事業を成長させていく上で、採用をどのように捉えていらっしゃいますか?
矢島様:
事業を成長させるためかどうかというより、採用には責任が伴うものだと思っています。
転職は、その人にとって非常に重要なターニングポイントです。会社からすると数百人のうちの一人かもしれませんが、本人にとっては自分の人生を左右する大きな選択です。だからこそ、ご応募いただいたからには、しっかり向き合うことが大事だと思っています。
採用させていただくのであれば、その方のキャリアや人生を背負っていくことになります。そこに対して、会社として責任を全うできる覚悟があるかどうかが、採用基準にもつながってきます。
一方で、お見送りする場合も同じです。私たちは神様ではないので、すべてが分かるわけではありません。ただ、これまで培ってきた経験や知見をもとに、その方が建築業界や施工管理という仕事で本当にやっていけるかを見極める必要があります。
本人にやりたい思いがあったとしても、適性が見出せないのであれば、あえてお断りすることも必要だと思っています。
小野寺:
貴社は面接時間も長く、一人ひとりにしっかり向き合っている印象があります。
矢島様:
対面だと会社にお越しいただいて、面接自体は1時間から1時間半ほど行います。他社さんと比べても長い方だと思います。
小野寺:
転職理由だけでなく、学生時代やこれまでの生き方まで深く聞かれている印象があります。そこも、採用への責任感から来ているのでしょうか?
矢島様:
そうですね。学生時代の話をよく聞かせてもらっています。生活面や継続力など、これまでのエピソードから分かることも多いです。
スキルよりも「前向きさ」と「気づいて動ける力」——エールが求める人材の原点
小野寺:
実際に、貴社が「このような方と一緒に働きたい」と感じるのは、どのような方でしょうか?
内田様:
まずは、未経験から始める方を採用しているので、初めてやることや覚えること、勉強することに対して前向きに取り組める方です。
そこに前向きでないと、長く続けることや結果を出すことは難しいと思います。学生時代の経験やアルバイト経験、趣味の話などを深掘りする中で、その方の人となりや考え方が見えてくることもあります。
社会人経験がある方は、言葉で自分をよく見せることもできます。だからこそ、上辺だけで判断してしまうと、本人にとっても会社にとっても良くない結果になる可能性があります。長期的にしっかり頑張ってくれる方と一緒に働きたいです。
西田様:
私も前向きな方は大事だと思います。加えて、仕事に対しての意識が高い方と働きたいです。
施工管理はコミュニケーションがとても大事な仕事なので、面接で話してみてのコミュニケーション力はしっかり見ています。あとは責任感も大切ですね。

小野寺:
矢島社長はいかがでしょうか?
矢島様:
いつも言っているのは、「気づいて動ける人」です。
同じ環境にいても、気づける人と気づけない人がいます。さらに、気づいたとしても動ける人と動けない人がいます。
仕事に限らず、目の前のことにしっかり向き合っていないと、そもそも気づくことができません。そして、気づいた上で自分の意思で行動できるかどうかが大切です。
たとえば、廊下にゴミが落ちていた時に、それに気づけるか。気づいた時に拾えるか。電車でお年寄りや妊婦さんを見かけた時に、少し離れた場所にいても声をかけて席を譲れるか。そういう細かい行動に、人柄が出ると思います。
視野を広く持ち、気づき、自分の意思で動ける人は、きっと仕事でも結果を出せると思っています。
小野寺:
人柄や中身を大切にされている一方で、採用でそこを見極めるのは難しい部分もあると思います。どのように見極めていらっしゃいますか?
矢島様:
難しいですね。ただ、本当に良い生き方をしている人は、表情に出ると思っています。
顔立ちが良いという意味ではなく、表情です。良い人は、良い表情をしている。もちろん、それだけで判断するわけではありませんが、表情から感じるものはあります。
実際に、履歴書の写真を見た時点で「この方は良い生き方をしてきたのではないか」と感じたこともあります。
ただ、表情だけで判断するのではなく、面接の中で時間をかけて、その方の人となりを見ていきます。
今後はAI面談のようなツールも活用しながら、人の目だけでは見えない適性の見極め精度を高めていくことも必要だと思っています。

記念すべき最初のご紹介者が5年続く理由。エールとOnfleek Agentが築いた「本音の信頼関係」
小野寺:
ここからは、弊社からご紹介させていただいた方についてお伺いします。これまでご紹介入社した方で、特に印象に残っている方はいらっしゃいますか?
矢島様:
私はHさんです。
Onfleekさんから初めてご紹介いただいた方であり、当社にとっても人材紹介経由で初めて採用した方だったと思います。今では当たり前のようにエージェントの方々からご紹介いただいていますが、その一人目がHさんでした。
その方が今も残って頑張ってくれていて、先日も5年勤続の表彰でお会いしました。オンフリークさんから初めてご紹介いただいた方が、5年経って今も活躍しているというのは、感慨深いものがあります。
西田:
私はKさんが印象に残っています。Onfleekさんからのご紹介で私が初めて面接した方だったこともあり、記憶に残っています。
Kさんは飲食業界で長く働かれていて、私も飲食を経験していたので共通点がありました。飲食業界はハードな面もありますが、その中で続けてこられていたことに加え、家族を守るために覚悟を持って働きたいという思いがありました。
自分一人ではなく家族もいるからこそ、覚悟が違うと感じました。この方は活躍するのではないかと思いました。
小野寺:
弊社からご紹介した方で活躍している方に、共通点はありますか?
西田様:
比較的、コミュニケーション力が高い方が多いと思います。第一印象が良い方も多いですね。
内田様:
年次が上がるにつれて、雰囲気が変わっていくのを感じます。話し方や表情が変わり、強くなっていくというか、自信がついていく印象があります。
現場で任される仕事の責任範囲が広がったり、良い評価をもらえたりすることで、自信につながっているのだと思います。
矢島様:
1年、2年、3年と経験を重ねる中で、本人に自信がついてくる。それが表情にも出てくるのだと思います。
小野寺:
もともと人材紹介は、費用が高いという印象もあったかと思います。その中で、弊社と契約してみようと思っていただけた理由は何だったのでしょうか?
矢島様:
正直、一番最初にお会いした時のことはあまり覚えていません。ただ、その後に小野寺さんからいろいろとご連絡をいただいて、熱意を感じました。
私は基本的に、仕事は人とするものだと思っています。サービスの内容や商品の内容ももちろん大事ですが、そこに関わる人が重要です。この人をどれだけ信用できるか。信用できない人とは仕事をしたいと思いません。
当時は求人媒体が中心で、人材紹介で採用することはあまりしていませんでした。紹介は高いという思いもありましたが、そういう採用手法も必要だと感じていました。やるのであれば、小野寺さんのところがいいと思い、まずは一回やってみようとスタートしました。
規模より「強い会社」を。AI時代を見据えたエールがエージェントに突きつける本質
渡邊:
改めて、Onfleek Agentに感じている魅力や、今後期待していることはありますか?
内田様:
ご紹介いただく求職者の属性について、こちらが求めている人物像をかなり汲み取っていただいていると感じています。
見た瞬間に難しいと感じる方は少ないですし、実際にお会いしてみても、活躍できそうだと思える方が多いです。内定率も他社さんと比べて高いと感じています。
当社の考え方や、面接で確認しているポイント、会社として求めている人物像を理解してくださっているのだと思います。
そこは継続してほしいですし、安定した採用活動のためにも、安定したご紹介をお願いしたいです。

渡邊:
ありがとうございます。弊社としても、貴社のターゲットをしっかり把握させていただいている自信はあります。
矢島様:
エージェントとして大切なのは、その方の人生がどの道に進むのが良いのかという観点を忘れないことだと思います。
人を右から左に流せばいいわけではありません。採用に関わる以上、責任があります。それは当社もそうですし、貴社も同じです。
転職活動で相談に来た方に対して、その方の人生をより良いものにするためにはどの道が良いのか。その上で、施工管理やエールが合うのであれば紹介していただきたいです。
今までも、そこをちゃんと見ていただけていると思っています。だからこそ、入社したメンバーには素敵な方が多い。そのスタンスは、これからも忘れないでほしいです。
エールのためではなく、求職者のために何ができるのかを追求していただければ、その結果として一人でも多く当社にご紹介いただけるのではないかと思います。
渡邊:
最後に、今後の会社・組織としての目標についてお伺いしたいです。エール様として、どのような姿を目指されていますか?
矢島様:
よく入社するメンバーにも話しているのですが、私は単純に大きい会社を作りたいとは思っていません。
もちろん、会社が成長していくためには規模を広げることも必要です。ただ、単に大きい会社を作るのではなく、強い会社を作りたいと思っています。
私が考える強い会社とは、エールにいるメンバーが、この先どんな世の中になっても、周囲の人や組織、社会から必要とされる人材であり続ける会社です。
今は仕事があふれている時代かもしれませんが、それがこの先ずっと続くとは限りません。景気が悪くなるかもしれないですし、自動化やAIによって今ある仕事がなくなる可能性もあります。
それでも、本当に必要とされる人は必要とされます。「あなたにはここにいてもらいたい」と言われる人材の集合体であること。それが私の考える強さです。その強さを保った状態で、メンバーの成長とともに会社も成長していきたいと考えています。

渡邊:
社員数や売上を闇雲に追うのではなく、一人ひとりの強さを大切にされているのですね。
矢島様:
そうですね。極端な話、採用基準を下げて人数を増やすこともできるかもしれません。研修期間を短くすれば、より多くの人を配属することもできるかもしれない。
ただ、それでは人を育てるという原点を忘れてしまいます。エールという会社として、建築業界を支えていくメンバーをしっかり育て上げること。その原点は絶対に忘れてはいけないと思っています。
現在は、東京で毎月25名の配属、大阪で毎月8名の配属を目標にしています。そのためには、採用・研修・配属後のフォローまで、すべての質を落とさずに行う必要があります。
もし給与や管理面でミスが続くなど、土台が整っていない状態であれば、一度立ち止まることも必要です。数値だけを追うのではなく、強い組織を作ることを大切にしています。
渡邊:
弊社としても、施工管理の仕事や業界をしっかり理解した上で、求職者の方に本当に合う企業を提案できるよう、企業理解を深める取り組みを進めています。
貴社についても、担当エージェントが企業知識テストを受け、一定点数を取れていない場合は訴求しないようにしています。
矢島様:
人を見ないエージェントは、今後淘汰されると思います。
今は売り手市場で、人材紹介会社も増えています。ただ、最終的に残るのは、求職者に正直に向き合える会社だと思います。
人材紹介は、人の人生に関わる仕事です。だからこそ、求職者のために何ができるのかを考え続けることが大切です。貴社にはそのスタンスがあると思っていますし、ぜひこれからも続けていただきたいです。
渡邊:
ありがとうございます。弊社としても、変に施工管理を魅力づけして伝えるのではなく、本音でお伝えすることを大切にしています。
合わない方には合わないと伝えることが、求職者様のためにも、企業様のためにもなると考えています。
小野寺:
本日は貴重なお話をありがとうございました。
今後も貴社の採用に貢献できるよう、求職者様一人ひとりに向き合いながらご紹介を続けてまいります。

編集後記
今回のインタビューを通じて感じたのは、エール様が採用を単なる人員確保ではなく、求職者一人ひとりの人生に向き合う大切な機会として捉えていることです。
施工管理という仕事の大変さも含めて正直に伝え、その上で本当に長く活躍できる方を見極める姿勢に、同社の誠実さが表れていました。
Onfleek Agentも、企業と求職者双方にとって納得できる出会いを生み出せるよう、これからも一人ひとりに誠実に向き合ってまいります。